角質層を調べた記録



オイル美容が流行りはじめたのが3〜4年くらい前でしょうか。
私も流行りに乗りオイルを取り入れたところ、水分と油分のバランスが良くなりむちっと した厚みが出たので、どうしてなのか調べました。



肌の水分量は
  • 皮脂
  • 細胞間脂質
  • NMF(天然保湿因子)
で調整されているそう。


角質層は角質細胞がブロック状に重なり、その周りは細胞間脂質などがセメントのように接着しています。

この細胞間脂質などが角質細胞をしっかりつなぎ合わせることで、バリア機能が働きます。

この組成は、
  •  セラミドが約50%
  •  オレイン酸やパルミチン酸などの脂肪酸20%
  •  コレステロール15%
  •  コレステリルエステル10%
  •  糖セラミド5%
でおおよそ占められるそう。

セラミドや糖セラミド、脂肪酸で70%以上しめてます。
このセラミドと脂肪酸を加えてあげれば、バリア機能強化や厚みのある肌になるそうです。

まずはセラミド。
セラミドには下記のタイプもあれば、ω-3のαリノレン酸もセラミドになります。

セラミドは親油性なので、セラミド配合とうたっていても、水っぽいテクスチャーのものは濃度が低い可能性が大きいそうです。
またセラミドにも種類があり、
  • ヒト型セラミド:バイオセラミド。酵母を利用して生成されたもので保湿力が高く、刺激が少ないのが特徴。
  • 疑似セラミド:石油原料から化学合成したもの
  • 植物性セラミド:グルコシルセラミド。米ぬか油、小麦胚芽油などから抽出された植物由来のセラミド
  • ミルクセラミド:牛乳由来の成分もの
ヒト型のものが望ましいそう。
富士フイルムで販売されている「ジェリー アクアリスタ」
使ったことはないですが、こちらはヒト型セラミドだそうです。

6年前の季節の変わり目に肌が弱ったとき、私は「アルージェ ウォータリーシーリングマスク」を使用してました。
まだオイル美容を始める前のことです。
こちらはヒト型セラミドに近い、天然セラミド。
ひと瓶使い終える頃には保湿されてむちっとした肌になり、キメも整ってきました。
変化が見られたということは、この頃は細胞間脂質が足りなかったのだと推察されます。


そして脂肪酸。
脂肪酸はオイル美容で簡単に取り入れられます。
オイルも色々あり、
  •  植物性オイル
  •  動物性オイル
  •  ミネラルオイル
ミネラルオイルはワセリンなどで、主に水分を飛ばないようにするための「蓋」的に使うと良いものです。
植物性オイルも動物性オイルもそれぞれ、オレイン酸やリノレン酸など含まれる脂肪酸やその含有量の違いで、使い方を分けたほうが良いそう。


脂肪酸は難しく別に調べたので、別記事にします。


今、私が取り入れているスキンケアのうち、上記に関わる主なものは

  • VIE A RÔME ESSENTIAL LIFT 70 
  • KOSMEA rose hip oil
  • sisley BLACK ROSE PRECIOUS FACE OIL
  • Vallée des roses gelée


以下サンプルを試し中
  • Dior プレステージ ソヴレーヌ オイル
  • Dior カプチュール トータル コンセントレート オイル
  • DE LA MER ザ・リニューアル オイル
  • la prairie スイス アイスクリスタル ドライオイル

サンプルのオイルは全て、洗顔後すぐに使うブースターには向いていないと感じました。
私の印象では、化粧水後の美容液のタイミングで使うオイルは、「オイル状美容液」だと考えて使っています。


水分油分のバランスも大切ですが、保水や保湿力を上げ、ふっくらとした強いバリア機能のためには、オイル美容は私の肌に合っていたようです。


ただし、脂肪酸にもバランスが必要とのことがわかり、アレルギーやニキビを悪化させてしまうこともあるそう。
これに関しては別に記録したいと思います。











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